成果が見える名古屋のホワイトニング
「食べようね」というと、素直にうなずいたのだ。
これには私もびっくりしたが、一緒に相談を受けていた精神科の先生もびっくりしていた。
拒食症になっている人のすべてが、こういうわけにはいかないと思う。
しかし、一歩前進したことだけは確かだ。
精神的な病気は、本人が原因を乗り越えなければ治らないが、メイクをして元気な顔になることでそのきっかけを掴める場合もあるのだ。
「デブ」がキーワードになって拒食症になった人は、デブ=ブス、痩せている=キレイという美意識を成り立たせてしまったのではないだろうか。
それならば、メイクがその美意識に働きかけることで、何かが変わるきっかけになったのではないか。
もちろん、すべての精神的な病気にメイクが有効なのではない。
まず、精神科の先生との連携が必須事項だ。
心の病の専門家がいて、その下で医師のフォローとしてメイクを行うのである。
拒食症の原因だって一つではない。
「デブ」という一言は単なる引き金であって、本質的な問題ではない。
それ以前の家庭環境や親子関係、学校や会社での人間関係など、様々な要因が絡み合って病気になるのだ。
だから精神的な病気は、医師との連携が必須なのだ。
他人の心の奥底は分からないものだが、自分自身の心の奥底だって実はよく分かっていないこともあるものだ。
顔にちょっとした傷がある30代の女性が、相談に来たことがある。
「傷が気になって、いやでいやで堪らない」と、今にも泣きだしそうなほど悩んでいる様子だった。
私から見ると、傷はそれほど目立つものでもなく、何がそんなに気になるのだろう、と思ったものだ。
だから、顔の悩みの原因が本当に傷なのかどうか、彼女の顔について少し話をしてみた。
すると「頬の出っ張りもいやなんですよね」とポロリ。
私は、あっ、これだとひらめいた。
案の定、頬を目立たなくメイクすると、「あ!エラがない」と笑顔になり、もう大喜びである。
傷のことはもうすっかり忘れ去っているのだ。
私もそうだったが、一番辛いこと、苦しいこと、悩んでいることはなかなか他人に言わないものだ。
二番目の悩みを人はまず言う。
それを隠れ蓑にして、一番の悩みから自分自身も逃げているのだ。
二番目の悩みを「これのせいで……」という言い訳にしているのである。
そのあたりを察して、本当の悩みを見抜くことも、リハビリメイクの場合、実はメイク技術と同じくらいに必要な要素である。
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